こんにちは!
フィルムカメラ系VTuberの御部スクラです!
ネオカ2Sというフィルムカメラを紹介します。
NEOCA 2Sの紹介
NEOCA 2S 外観とスペック
レンズ:NEOKOR 45mm F3.5 フィルター径40mm(40.5mmではないので注意) 前玉回転
シャッター:RECTUS B、1秒-1/300秒
巻き上げ:レバー式、2回巻き上げ
カウンター:手動セット
フォーカシング:連動距離計内蔵
ファインダー:逆ガリレオ式(ブライトフレームなし)
フィルム装填:裏蓋蝶番開閉式
使用フィルム:35mmフィルム
発売年:1956年
発売時価格:12,250円
製造元:ネオカカメラ
NEOCA 2Sのあらまし
今回は、日本製の35mmフィルムカメラ、ネオカ2Sについて話します。
ネオカ2Sは、1956年に(参考 アサヒカメラ 広告にみる国産カメラの歴史)発売したカメラです。
値段は安く、当時の値段で12,250円ということなので、かなり庶民的な値付けの機種ですね。
ネオカを作った会社は、もともとミヅホ光機製作所といい、1950年代はじめから、スプリングカメラのミヅホシックスというのを作っていたのですが、35mmフィルムカメラのネオカを出すのに合わせて、ネオカカメラという名前になりました。
作例
さっそくですが実際に撮った写真を見てみましょう。
あとでも話すのですが、距離計のつくりがよくなく調整しきれなかったので、ピントが甘い写真も多いです。
すみません。
使用フィルム
この動画の作例では富士フイルム 業務用100を使用しました。
業務用100はその後販売終了になりましたが、中身はフジカラー100と同じです。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。
性能と特徴
性能や特徴について話します。
上記と被りますがスペックはこんな感じです。
いちばんの特徴は見た目ですよね。
コンタックスというドイツ製の高級カメラの影響をうけていることが丸わかりなのですが、かといってコンタックスとそこまで似ているわけでもなく、他に似ているカメラがない、という感じです。
機構的には、レバー2回巻き上げ、ダブルストロークというのも特徴的です。
これ、どうもノブ巻き上げだった前機種にレバー巻き上げを組み込むとき、構造的にそうならざるをえなかったっぽいです。
面白いのが、巻き上げたとき、シャッターのチャージレバーが動いているのが外から見えるんですよね。
構造的には、ボディのダイキャストの精度はよいですが、値段なりです。
レンズのピント合わせは前玉回転式というのもそうですし、距離計の構造が、あまり調整を考えたものになっていなくて、分解したとき苦労しました。そして結局調整しきれなかったという……。
あと、動画では伝わりにくいんですが、このネオカ2Sというカメラ、すごく軽いです。
他の、同じくらいの年代の金属製のカメラの重さを想像して手に取ると驚きます。
その感じが、手に持って写真を撮っていて楽しいんですよね。
ネオカはおもしろい
ネオカというメーカーはユニークなカメラをいろいろ出しています。
このネオカ2Sなど初期の35mmレンズシャッター機は見た目がユニーク。
そして、後継機種では、伝説のレンズメーカー、ズノー光学のレンズを搭載していて、中古でもそれなりの値段はします。
カメラ本体のつくりはそれなりなんですが……
見た目重視で面白いカメラがほしい。
そんな方におすすめできるメーカー。それがネオカです。
NEOCA 関連書籍
未読ですがクラシックカメラ専科の以下の号に本機の使い方の記事があるとのことです。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。