100円の古書で買った、田中穣 『日本洋画の人脈』という本を読みました。
初版は1972年、新潮社から出た本で、わたしが買ったのは1975年の2刷です。
内容としては、読売新聞の美術記者である著者が、同紙の朝刊に「日本の人脈」の「洋画」編として連載したものをまとめたもの、とのことです(あとがきより)。
本書を読もうと思ったのは、東京都美術館や国立新美術館で年間にわたり開催されている公募展、団体展というものについて知りたいと思ったからでした。
そこにさまざまな問題があることはさておき、数多くの団体が存在し、現在まで存続していること自体は注目に値すると思ったのです。