4号電話機(日立製)の素人分解(修理、レストア)

東京広域電話網という、TailscaleというVPNサービスを使って勝手にVoIP網を作るグループに参加した。

いまさら VoIP 網
https://zenn.dev/kusaremkn/articles/abd760f9f2f450

その流れで、もともと古い物の修理が好きなこともあって4号電話機を入手した。

ヤフオクやメルカリでは最安値レベルの、送料込3,500円くらいのジャンク。

簡単に、分解写真と流れについてメモする。

※素人がいじった電話機を壁面のローゼットに接続すると法に触れる。この電話機はルーターに接続してのみ使用している。

“4号電話機(日立製)の素人分解(修理、レストア)” の続きを読む

Proxmox VE上にNextCloudを環境構築する

N100のミニPCでサーバーを立てたのだが、ついでに簡易な環境構築のために適当なファイルサーバー的なものを作ろうとした。

ところが、AI(Claude)に聞いて作業したところ何度も失敗し最悪な目に遭ったので、方法についてメモする。

AIの回答をもとに、誤っている箇所やその通り作業しなかった箇所を追記する形で書く。

Proxmoxのインストール自体は終わっているところからはじめる。

ありがちだが、素人が素人に解説するタイプの記事である。

なお筆者がサーバーを立てようと思ったのは以下の記事の影響である。

Proxmoxのインストールについてはこちらの記事を参照するとよい。

いまさら VoIP 網
https://zenn.dev/kusaremkn/articles/abd760f9f2f450

“Proxmox VE上にNextCloudを環境構築する” の続きを読む

BlenderでUV展開できない・再展開できないときはピン止めされている可能性

UV展開できないトラブルがあったので解決策をメモ。

BlenderでUV展開してるとき、重複頂点があったのでUVを再展開しようとしたところ、何度やってもUV展開画面(左側の画面)が変わらなかった。

VRChatで有識者に質問したところ「ピン止めされているのでは?」とアドバイスをいただいた。

結果としては正解で、ピン止めを解除したところ無事UV展開できた。

どうやら初回の展開後に誤ってPキーを押してUVマップ全体をピン止めしてしまっていたらしい。

↓ピン止めされた状態。頂点の色が赤い。

ピン止めされた状態

ピン止めを解除するには、Pキーを押したあとに出るメニューから「クリア」をチェックするとよい。

↓クリアをチェック

クリア

↓このように、頂点が選択された色が赤からオレンジになる(違いがわかりにくい)

解除された状態

これも初歩的すぎて情報が出てこないのでメモした。

Blenderでウエイトが塗れないときは頂点などが選択されている可能性がある

この前Blenderでウエイト/ウェイトを塗っているとき、作業中に急に塗れなくなって1時間ほど困った。

Blender自体がおかしいのかと思ったが、他のファイルを開いてウェイト編集を開くと問題なく塗ることができる。

ブラシの設定などがおかしいのかと思ったが違うようだった。

結論からいうと、ウェイトペイントに入る直前に、編集モードで頂点の一部が選択状態になっていたのが原因だった(1点だけ選択状態になっていたので気づかなかった)。

“Blenderでウエイトが塗れないときは頂点などが選択されている可能性がある” の続きを読む

AIにmarkdownをhtmlに変換するコンバータを書いてもらった

このblogはいまどきWordPressで運営していて、しかもclassic editorを使っている。

また、最近文章を書くときにmarkdownを使うようになりつつあり、markdownを素のhtmlに変換する機会が増えている。

しかし既存のmarkdown to htmlコンバーターにはいろいろと不満がある。

そこでAIに簡単にコードを書いてもらい、コンバータをこのサイトの下層に公開してみた。

Free Markdown to HTML Converter
https://ob-scura.com/scura-vr-cc/markdown-converter.html

こういう簡単なプログラムならAIに任せればいい時代になったことを強く感じる。

自転車ホイールのJIS組みには意味がないらしい(という指摘を洋書で読んだ)

最近、自転車のホイールを立て続けに手組みするようになったのだが、日本語圏にはロクな情報がないので、

Roger Musson著『Wheelbuilding Book』という本を買った。

著者は英国人。

PDF頒布で、以下のサイトから買える。

https://www.wheelpro.co.uk/wheelbuilding/book.php

さて、自分は中国製の自転車をいじっているわけだが、解説動画に中国語字幕をつけるにあたって、「JIS組み」と「イタリアン組み」の訳語で困ってしまった。

中国語の訳語が見当たらないので、まずは英語の訳語を探してからそれを起点に中国語の訳語を見つけようと思い、「JIS組み」と「イタリアン組み」に相当する用語を探そうと、『Wheelbuilding Book』の内容を見ていたのだが……

すると、JISとイタリアンに相当する言及箇所はあったのだが、そもそも、JIS組みを行う理由自体が否定されていることに気付いた。

具体的には、Jobst Brandtの発言の引用として、

> ブレーキトルクは自転車に静的に座っているときの放射状の負荷と比較して、重要なスポーク負荷をもたらさない

ということが書かれている(p.46)。

さらには、JIS組みを行う理由は、20世紀において、工場でのホイール組み立てがわずかに時間短縮できたからだろうという内容も書かれていた。

Jobst Brandtは、自転車ホイールについての伝説的な著作、『The Bicycle Wheel Book』の著者である。
上記の引用発言でも、『The Bicycle Wheel Book』に、一般的にJIS組みのメリットとして挙げられるハブブレーキでの強度向上という狙いには意味がないということが書かれているということだ。

さらに著者の手でも、シマノが推奨するディスクリアのJIS組みや、フロントの逆イタリアンは意味がないということが書かれている。

自分は今回すでにJIS組みでハブブレーキ(唐沢のサーボブレーキ)の後輪を組んでしまったが、本書によると意味がないようだ。

ホイールの権威であるJobst BrandtとRoger Mussonが書いているから信じる、というのは工学を学んでいない自分にとって信仰でしかないが、それでも、日本で素人が書いている海千山千のblogに比べればはるかに信頼できる。

日本の趣味界隈というのは非常にレベルが低く、世界を見ていないということはさまざまな分野で見てきているので、たぶんそうなのだろう。

日本での自転車用28インチタイヤ(28×1-1/2・700B・40-635)の選択肢について

中国から上海鳳凰自転車を購入して日々実用している。

この自転車のタイヤ規格は28インチ(28×1-1/2)である。

自転車タイヤの表記方法はいくつかあるが、

  • 28×1-1/2
  • 700B
  • ETRTO規格:40-635

上記の3種類はすべて同じ規格を指している。

さて、この700Bだが、日本においては非常に選択肢が少ない。

そこで、700Bタイヤの選択について知っている知識を書く。

“日本での自転車用28インチタイヤ(28×1-1/2・700B・40-635)の選択肢について” の続きを読む

【2025最新】自転車関係の中国語単語まとめ

中国のレトロ自転車、上海鳳凰自転車 ZA42型「二八大杠」というものを買ったのですが、関連パーツを買い集めたり、紹介動画の中文字幕を作っているうちに自転車関係の単語をいろいろ知ったのでまとめます。

■関連記事

【随時更新】上海鳳凰自転車 ZA42型「二八大杠」について 特徴・組立・調整

“【2025最新】自転車関係の中国語単語まとめ” の続きを読む

佐藤亮一 『北京収容所』という本を読む

佐藤亮一 『北京収容所』

中国関係に興味を持ったのがきっかけでたまたま買った、佐藤亮一 『北京収容所』という本を読んだ。

1986年、サイマル出版会、おそらく初版(奥付が扉の裏側にあり日本における標準的なフォーマットと異なる)

未決の戦犯として北京に捕らわれた著者の、1946年春から1947年夏にかけての回顧録。

目を盗んで書いたメモを服に縫い付けて日本に持ち帰ったものを元としている。

劣悪な監獄の環境や食事、多くの人が死んでいく風景。

著者は生きて日本の土を踏むことができたが、救いのない内容である。

最近中国関係のことに興味を持った人間としての視点としては、著者が見た北京は国民党が支配していた時期だったわけだが、国民党への失望と、実際に相見えていない共産党への期待が書かれていることが興味深かった。

実際に歴史上どのような事実があったかは別に評価する必要があるが、それはそれとして、著者の主観としては、実際に酷い目に遭わされたのは国民党側によるものであった。

戦後、中華人民共和国と国交が回復する以前にも少なくない人が、大陸の共産党に好意を持ったことの要因のひとつを、そのような主観から感じたのだった。

自身のスタンスについて

この本はあくまでも著者の主観である。

ちょっと、そういうものを自分が読むのは危険かもしれない(同じサイマル出版会の『八路軍の日本兵』もだが)。

自分は現状、つまみ食いのような形で中国関係の本を読んでいる。

安田峰俊や広中一成の新書など……。

だが、文学部出で、本を読むべき若いころに政治や経済を遠ざけていたために、そのような分野への基礎体力がない。

ということでまずは大学の学部生向けの政治史などを読むことにした(教科書として使われている類の)。

しばらくは、学んでいないところの基礎教養をつけることに注力したいと思う。

BOOTHでソ連のヘルメットの3Dモデルを頒布しています

BOOTHでソ連のヘルメットの3Dモデルを頒布しています。

【VRChat想定】ソ連のヘルメット USSR Helmet 苏联头盔 소련식 헬멧https://scura.booth.pm/items/5805716

制作途中のファイルのスクショを紹介する記事です。

制作途中のファイル画像

制作途中の画像

制作途中の画像

制作途中の画像

制作途中の画像

テクスチャはこんな感じの流れで作ってます

テクスチャのフォルダ

保管フォルダです

保管フォルダ

※ミリタリー系アセットの著作権問題があるようなので自作証明のため念のため作った記事です。