2026年の9月は雨ばかりだったのだが、連休の終わりに晴れそうだったので渋峠に行ってきた。
これまでに2004年の5月と2005年の9月に渋峠に行ったことがあったのだが、どちらも草津で野宿で前泊した。
今回も草津で前泊するつもりで、22日の夜に長野原草津口まで向かった。
無駄に新幹線に乗ったのだが、高崎での乗り継ぎが悪く、在来線で行っても同じだった。
乗り継ぎの悪さと、仕事でやることがあり出発が遅れてしまったせいで、長野原草津口到着は22時過ぎと、かなり遅くなってしまった。
長野原草津口から草津まで
輪行解除と、群馬大津のセブンイレブンでの補給を経て、11時少し前に群馬大津からの上りにかかる
長野原草津口から草津までは、10kmで600mアップの道のりだが、案外すんなりと上ることができた。
ロードのクランクをPCD130、しかもインナー40Tのものに交換したので足が足りなくなるのではと危惧したが、これなら問題ないな、という手ごたえがあった。
1時間ちょっとで上りきって、深夜12時ちょうどくらいに草津の道の駅に着いた。
草津で時間を潰す
さて、昔は2回ともにこの草津の道の駅で野宿したのだが、いまどきそれが許される世の中ではない。
かといって、当初の予定では宿を取るつもりだったが、深夜12時から宿泊できるはずがない。
そこで、徹夜で出発することにした。
というのも、前の晩に明け方までVRChatをプレイしていたので、この日に起きたのは夕方の15時過ぎだったのだ。
これなら、翌日の午前中に渋峠から降りるスケジュールで、体内時計のつじつまが合う計算になる。
幸い、草津温泉には24時間開いている足湯がたくさんあった。
足湯に長居したり、コンビニで買い物したりして、明け方の4時まで時間を潰した。
湯畑もゆっくり眺めることができた。
朝4時に渋峠へ出発~白根山まで
朝4時に渋峠に向けて草津の市街地を出発。
画像は、有名な紀州鉄道が運営するホテルの看板。つい撮影してしまった。
知られている通り、国道292号は火山地帯を通るため走行中の停止が禁止されている場所がある。
看板でこのように警告されていた。
いっぽうで電光掲示板には「志賀草津道路終日通行可能」と表示されている。
この「終日」がミソである。
未明に出発しても咎められることはない。
途中の殺生ゲートから駐停車禁止区間に入る。
硫黄臭いし暗くて怖かったが、問題なく通過できた。
早朝なので車が少なく非常に快適だった。
国道292号自体も勾配がゆるく、だいたい5~6%の区間が多く、とても楽に上ることができた。
停車禁止区間なので動画からの切り抜きだが、白根山までだいたい2時間で到着。
群馬県側は完全に霧の中だったが、草津白根山に到着するところで一気に晴れて明るくなった。
これは2004年に渋峠に行ったときとまったく同じパターンだった。
そのあと少し下って、万座三叉路に到着したのが朝6時ちょうどだった。
2004年の白根山
2004年には、まだ火山活動が活発ではなく、白根山の山頂まで上ることができた。
このときの画像はこちらのページで紹介している。
2004年5月1日~5月2日 草津~渋峠~長野~嶺方峠 自転車ツーリング
毛無峠ピストン
万座三叉路からまっすぐ渋峠へ向かわずに、一旦万座温泉まで標高差200mくらいを下る。
万座温泉。
万座温泉からはプリンスホテルの前を抜ける細い県道に入り、尾根沿いの道を進んでいく。
この道は非常につらかった。
だらだらと上り基調で、地味に体力を削る道だった。
あとで万座三叉路まで上り返す必要があることを考えるとかなり憂鬱だった。
さらに、再び群馬県側に入り、標高が下がったので、霧が強くなり景色がなにも見えなくなってしまった。
しかしこちらも、群馬・長野県境を越えて高山村に入った途端に一気に眺望が開けた。
途中の分岐から毛無峠へ。
毛無峠への道は荒れていて、本当にひどい道だった。
転がっている石にスマホを立てかけて記念写真。
万座峠へ上り返す
毛無峠から県道への分岐への上り返しは、下ったときの印象に比べるとすんなり戻ることができた。
そこから万座温泉までの道は下り基調で、往路は1時間かかったのに対して、復路は30分で着いた。
万座温泉から万座三叉路までの上り返しは本当にハードで、足が売り切れてしまった。
日本国道最高地点と渋峠へ
さて、万座三叉路から渋峠へ向かう。
すでに9時近くなっていたので、霧が近づいてきてしまっていた。
途中、中央分水嶺の石碑を撮影。
そして、9時30分過ぎに日本国道最高地点に到着。
この時間でも非常に混雑していて、バイク乗りがひっきりなしに訪れるので落ち着いて休むことができなかった。
バイク乗りの方に記念写真を撮ってもらい出発。
すぐに渋峠到着。
渋峠の木の標柱は、昔の白い柱から立て替わっていた。
下の画像が2004年5月撮影の白い標柱。
渋峠の到達証明書だけ購入し、すぐに下りに掛かった。
渋峠周辺トイレない問題
このときすぐに下ったのは、渋峠周辺にトイレがなく困ったからだった。
この日、万座温泉の公衆トイレも閉鎖されていて、じつは毛無峠からずっとトイレに行きたかった。
渋峠にも仮設公衆トイレはあったが閉鎖されていて使えなかった。
また、渋峠ホテルはトイレの貸し出しはしていないと書かれていたので最初から期待せず、わざわざトイレを貸してくれないかと聞くこともしなかった(トイレを貸してくれないことが原因で、Googleマップでは渋峠ホテルに外国人観光客からの星1評価がついている)。
しかし、昔自分が渋峠に行ったときはとくにトイレで困った記憶がない。
なぜこんなことになったのかと思ったら、そういえば、昔は草津白根山の駐車場が火山活動で閉鎖されていなかったことに思い至った。
おそらく昔は草津白根山にトイレがあるので、この一帯でトイレに困ることがなかったのだろう。
夏場に自転車で上る分には汗をかくのでトイレに行きたくなることはないだろうが、このときのように気温が低い(この日は13度くらいだった)日は、あまり汗をかかないので自転車でもトイレを使いたくなる可能性が高い。
渋峠周辺のトイレ事情は改善されるべきである。
帰路
ということで、湯田中近辺の、人が生活しているゾーンまで降りてきた。
渋峠からの下りは、長すぎてダレた。
ダウンヒルが長すぎて退屈だと感じることってあるのか、と驚いた。
国道292の路面がかなり荒れていて、ライン取りが面倒だったのも要因。
湯田中駅前の温泉に入って休憩。
疲れたので長野電鉄で輪行しようとも思ったのだが、運賃が1800円もするうえに、列車の待ち時間+走行時間を考えると自走したほうが明らかに早いので、長野駅まで走ることにした。
途中にあった「Asian Resort エールフランス」というカオスなラブホの看板。
長野盆地の道だが、長野市内の道路がほんとうにひどかった。
自転車の走行のことを一切考えていないうえに、いまどき、自転車を歩道に誘導する看板が大量にある。
そのうえ、対向車線から右折でロードサイド店舗に入ろうとする車が多すぎる。
長野から新幹線で輪行するのは便利なのだが、あまり長野市内は走りたくないと思った。
(これは千曲川西側の国道18号経由を選択してしまったからかもしれない。長野電鉄沿いの須坂経由を選ぶべきだった)
長野から新幹線で帰宅。
大宮駅で新幹線を降りると、反対のホームにちょうど、いまとなっては貴重なE2系新幹線がやってきた。
ということで、これで21年ぶりの渋峠ツーリングはおしまいです。
サイコンによると、走行距離は123km、獲得標高は約2300m。
