交換式マウント、というものがありました。
タムロンのアダプトールが有名ですが、ほかにもMF一眼レフの時代、さまざまな種類があったんです。
目的は、メーカーが違う(マウントが違う)カメラでも、レンズ側のマウントを交換すれば同じレンズを使い回せるということ。
ですが最終的には、オートフォーカス化に対応できず、タムロンのアダプトール2を最後になくなってしまいました。
この動画は、マイナーな交換式マウントを、実際に付け外ししている様子を動画で公開することに意味があるだろうと思って作りました。
Contents
交換マウントを紹介 はじめに
この動画を制作するにあたり、petri @ ウィキ内のページ「他社ブランドのペトリマウントレンズ」を管理人様へ許可をいただき参考とさせていただきました。
心より感謝申し上げます。
https://w.atwiki.jp/petri/pages/172.html
上記のページは日本語でWeb上にある交換式マウントの情報では最も詳しいと思われるので、ぜひ興味ある方はご覧ください。
では、さまざまな交換マウントをみていきます。
こういうのでいいんだよ。中国ブランドレンズベスト3
ジャンクばかり漁るような人なので買えなかったのですが本当はこういうのが欲しかったというレンズランキングです。1位:TTArtisan 50mm F0.95 ASPH
クラカメブームも今は昔、カメラ趣味の本場はもはや中国なんじゃないかと思わせるブランド、銘匠光学。 MマウントでF0.95のレンズは趣味のための存在にほかならないのですが、それをいま作るというのは本当に粋だなあと感じる商品です。2位:TTArtisan 28mm F5.6(Mマウント)
35mm一本よりも50mmと28mmという人だったので、28mmレンズは好物でした。 ライカMマウントの28mmは安いレンズの決め手に欠ける焦点距離なので、中国製のこのレンズはありがたい存在だといえます。3位:FUNLEADER CAPLENS 18mm F8
何考えてるんだ! といいたくなるような広角レンズ。 昔だったらWaiWaiワイドのレンズを移植したりしてたのに。 もうこういう商品は中国の人に任せておけばいいんじゃないかな。Tマウント(T2マウント)
無銘(おそらく日東光学製と思われる)135mm F2.8 Tマウント
Tマウントはもともとタムロンが作った交換マウントです。
単なるねじマウントで、自動絞りの連動機構はありません。
ネジの径はM42マウントと同じですがピッチが異なり互換性はありません。
(わたしは昔知識がなかった頃、マウントアダプターと間違って買ってしまったことがあります)
廉価なミラーレンズや、望遠鏡アタッチメントとしては現役です。
YSマウント
Sun ZOOM YS-85 85-210mm F4.5 YSマウント
YSマウントは、SIGMA(シグマ)とSUN(サン光機)が作った交換式マウントです。
基本的にはTマウントに絞り連動ピンを追加したもの。
マウントを外すと、レンズ側にはM42マウントの絞り込みピンと同じようなピンがあり、これを押し込むと絞り込まれます。
前後運動による絞り連動です。
見た目がM42と似ていて、わたしは昔勘違いして買ってしまったことがありました。
Komura UNIマウント
Komura- 300mm F5 UNIマウント
コムラー(三協光機)の交換マウントで、48mm径の単なるネジマウントです。
絞り連動機構はありません。
Komura UNI AUTOマウント
W-Komura UNI AUTO 35mm F2.5 UNI AUTOマウント
Komura UNIマウントを自動絞り化したもの。
バヨネット式で、内部には光学系の両側に連動レバーが設けられています。
わたしが持っているのはニコンFマウント用なのですが、カニ爪はないので露出計には連動しないようです。
コムラーにはこのあと「コムラノンマウント」もありましたが、持っていないので割愛します。
TOKINA TXマウント
RMC Tokina CLOSE FOCUSING ZOOM 70-150mm F3.8 TXマウント
RMC Tokina 400mm F5.6 TXマウント
トキナーの交換マウントには、HマウントとAUマウントというものがあったようですが持っていないので割愛します。
動画で紹介したのはTXマウントです。
スピゴット式のマウントで、締め付けリングで固定します。
絞りの連動は、マウント側のピンとレンズ側の溝が円周方向に回転することで行われていて、そのため装着時には双方の位置をあわせる必要があります。
タムロン アダプトマチック
Tamron 80-250mm F3.8 アダプトマチック(20Au)
スピゴット式の交換マウントです。
スピゴットの締め付けリングが、緩めたときに完全に輪っかとして外れる構造になっています。
タムロン アダプトール
Tamron ZOOM MACRO 85-210mm F4.5 アダプトール(CZ-210M)
初代アダプトールです。
アダプトール2とも互換性があるようですが、アダプトール2の後期のものにはつかないらしい?
タムロン アダプトール2
Tamron CF TELE MACRO 35-135mm F3.5-4.2 アダプトール2(22A)
交換式マウントで最後まで残ったものです。
ライカRやヤシコンなど、レンズが高いマウントのボディだけ手に入ったときかなり有用だと思っています。
プラクチカBなどマイナーなものまで出しているのがとてもすごいです。
まとめ
最近レンズメーカー製のレンズやズームにも一部で熱い視線が集まっているようなので、そういったものも取り上げていきたいと思います!