いろいろな交換式マウントを紹介する動画

交換式マウント、というものがありました。
タムロンのアダプトールが有名ですが、ほかにもMF一眼レフの時代、さまざまな種類があったんです。

目的は、メーカーが違う(マウントが違う)カメラでも、レンズ側のマウントを交換すれば同じレンズを使い回せるということ。
ですが最終的には、オートフォーカス化に対応できず、タムロンのアダプトール2を最後になくなってしまいました。

この動画は、マイナーな交換式マウントを、実際に付け外ししている様子を動画で公開することに意味があるだろうと思って作りました。

交換マウントを紹介 はじめに

この動画を制作するにあたり、petri @ ウィキ内のページ「他社ブランドのペトリマウントレンズ」を管理人様へ許可をいただき参考とさせていただきました。
心より感謝申し上げます。
https://w.atwiki.jp/petri/pages/172.html
上記のページは日本語でWeb上にある交換式マウントの情報では最も詳しいと思われるので、ぜひ興味ある方はご覧ください。

交換式マウント

では、さまざまな交換マウントをみていきます。

Tマウント(T2マウント)

Tマウント(T2マウント)
無銘(おそらく日東光学製と思われる)135mm F2.8 Tマウント

Tマウントはもともとタムロンが作った交換マウントです。

単なるねじマウントで、自動絞りの連動機構はありません。
ネジの径はM42マウントと同じですがピッチが異なり互換性はありません。

(わたしは昔知識がなかった頃、マウントアダプターと間違って買ってしまったことがあります)

廉価なミラーレンズや、望遠鏡アタッチメントとしては現役です。

YSマウント

YSマウント
Sun ZOOM YS-85 85-210mm F4.5 YSマウント

YSマウントは、SIGMA(シグマ)とSUN(サン光機)が作った交換式マウントです。
基本的にはTマウントに絞り連動ピンを追加したもの。

マウントを外すと、レンズ側にはM42マウントの絞り込みピンと同じようなピンがあり、これを押し込むと絞り込まれます。
前後運動による絞り連動です。

YSマウント

見た目がM42と似ていて、わたしは昔勘違いして買ってしまったことがありました。

Komura UNIマウント

Komura UNIマウント
Komura- 300mm F5 UNIマウント

コムラー(三協光機)の交換マウントで、48mm径の単なるネジマウントです。
絞り連動機構はありません。

Komura UNI AUTOマウント

Komura UNI AUTOマウント
W-Komura UNI AUTO 35mm F2.5 UNI AUTOマウント

Komura UNIマウントを自動絞り化したもの。
バヨネット式で、内部には光学系の両側に連動レバーが設けられています。

わたしが持っているのはニコンFマウント用なのですが、カニ爪はないので露出計には連動しないようです。

コムラーにはこのあと「コムラノンマウント」もありましたが、持っていないので割愛します。

TOKINA TXマウント

TOKINA TXマウント
RMC Tokina CLOSE FOCUSING ZOOM 70-150mm F3.8 TXマウント
RMC Tokina 400mm F5.6 TXマウント

トキナーの交換マウントには、HマウントとAUマウントというものがあったようですが持っていないので割愛します。

動画で紹介したのはTXマウントです。
スピゴット式のマウントで、締め付けリングで固定します。

絞りの連動は、マウント側のピンとレンズ側の溝が円周方向に回転することで行われていて、そのため装着時には双方の位置をあわせる必要があります。

タムロン アダプトマチック

タムロン アダプトマチック
Tamron 80-250mm F3.8 アダプトマチック(20Au)

スピゴット式の交換マウントです。

スピゴットの締め付けリングが、緩めたときに完全に輪っかとして外れる構造になっています。

タムロン アダプトマチック

タムロン アダプトール

タムロン アダプトール
Tamron ZOOM MACRO 85-210mm F4.5 アダプトール(CZ-210M)

初代アダプトールです。

アダプトール2とも互換性があるようですが、アダプトール2の後期のものにはつかないらしい?

タムロン アダプトール2

タムロン アダプトール2
Tamron CF TELE MACRO 35-135mm F3.5-4.2 アダプトール2(22A)

交換式マウントで最後まで残ったものです。

ライカRやヤシコンなど、レンズが高いマウントのボディだけ手に入ったときかなり有用だと思っています。
プラクチカBなどマイナーなものまで出しているのがとてもすごいです。

まとめ

最近レンズメーカー製のレンズやズームにも一部で熱い視線が集まっているようなので、そういったものも取り上げていきたいと思います!