ネットで買える中国製軍用双眼鏡・望遠鏡はフェイクが多いので買わないほうがいい

表題の通りである。

Aliexpressや、淘宝、拼多多といった中国通販サイトでは、「軍用」とされている双眼鏡が売っている。

しかし、結論からいうとそれらはすべて、軍用双眼鏡を模倣して製造された製品なので買ってはいけない。

もともとカメラという光学製品を愛好していた人間として、軍用の光学機器というものに魅力を感じてつい買ってしまったのだが、届いたのは正直かなり微妙な品質のものだった。

62式双眼鏡の偽物

62式双眼鏡の偽物

なぜかといえば、偽物だからである。

望遠鏡としては使えるが、マニアが品質や精密さを求めて買うものではない。

62式双眼鏡を買ってはいけない

もっともよく売られているのは、中国軍用の62式双眼鏡と同モデルをうたったものである。

62式双眼鏡と同モデルをうたったもの

しかし中国現地の掲示板サイト「百度贴吧」への書き込みによれば、本当の軍用品は

  • 左右のレンズの距離を調整する目盛りの感覚が不均等
  • 貼り革がグッタペルカ。しぼがはっきりしている。
  • ネジが違う

といった特徴があるらしく、現地のマニアがUPした写真を見ると一目瞭然である。

また、これは本当にそうなのかは知らないが、本物は中国軍の「八一」の刻印があるらしい。

そもそも本当の軍用光学機器はそうそう淘宝や拼多多に出てくるものではなく(昔は違ったのかもしれないが)、海外向けサイトのAliexpressやTemuならなおさらである。

日本人がネット上で簡単に買える、中国の軍用双眼鏡は、基本的にすべて偽物と思ってよい。

単眼望遠鏡はすべて偽物

で、双眼鏡を探していたら、双眼鏡ではなく、単眼の望遠鏡もサジェストされた。

そのなかに中国軍の「八一」の刻印があるものがあったので、これは本物なんじゃないか?と思ったのだが……

単眼望遠鏡は全部偽物

残念ながら、「百度贴吧」への書き込みによれば、非常に簡単な話、そもそも中国軍は単眼の望遠鏡を配備したことがないので、全部偽物らしい。

日本人がネットで簡単に買える中国の軍用光学機器は全部偽物である。

もしかしたら昔、もっとおおらかな時代には本物が買えたのかもしれないが、2025年においては全部偽物である。

金をドブに捨てて悲しい気持ちになるので買わないほうがいい。

4号電話機(日立製)の素人分解(修理、レストア)

東京広域電話網という、TailscaleというVPNサービスを使って勝手にVoIP網を作るグループに参加した。

いまさら VoIP 網
https://zenn.dev/kusaremkn/articles/abd760f9f2f450

その流れで、もともと古い物の修理が好きなこともあって4号電話機を入手した。

ヤフオクやメルカリでは最安値レベルの、送料込3,500円くらいのジャンク。

簡単に、分解写真と流れについてメモする。

※素人がいじった電話機を壁面のローゼットに接続すると法に触れる。この電話機はルーターに接続してのみ使用している。

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BlenderでUV展開できない・再展開できないときはピン止めされている可能性

UV展開できないトラブルがあったので解決策をメモ。

BlenderでUV展開してるとき、重複頂点があったのでUVを再展開しようとしたところ、何度やってもUV展開画面(左側の画面)が変わらなかった。

VRChatで有識者に質問したところ「ピン止めされているのでは?」とアドバイスをいただいた。

結果としては正解で、ピン止めを解除したところ無事UV展開できた。

どうやら初回の展開後に誤ってPキーを押してUVマップ全体をピン止めしてしまっていたらしい。

↓ピン止めされた状態。頂点の色が赤い。

ピン止めされた状態

ピン止めを解除するには、Pキーを押したあとに出るメニューから「クリア」をチェックするとよい。

↓クリアをチェック

クリア

↓このように、頂点が選択された色が赤からオレンジになる(違いがわかりにくい)

解除された状態

これも初歩的すぎて情報が出てこないのでメモした。

Blenderでウエイトが塗れないときは頂点などが選択されている可能性がある

この前Blenderでウエイト/ウェイトを塗っているとき、作業中に急に塗れなくなって1時間ほど困った。

Blender自体がおかしいのかと思ったが、他のファイルを開いてウェイト編集を開くと問題なく塗ることができる。

ブラシの設定などがおかしいのかと思ったが違うようだった。

結論からいうと、ウェイトペイントに入る直前に、編集モードで頂点の一部が選択状態になっていたのが原因だった(1点だけ選択状態になっていたので気づかなかった)。

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AIにmarkdownをhtmlに変換するコンバータを書いてもらった

このblogはいまどきWordPressで運営していて、しかもclassic editorを使っている。

また、最近文章を書くときにmarkdownを使うようになりつつあり、markdownを素のhtmlに変換する機会が増えている。

しかし既存のmarkdown to htmlコンバーターにはいろいろと不満がある。

そこでAIに簡単にコードを書いてもらい、コンバータをこのサイトの下層に公開してみた。

Free Markdown to HTML Converter
https://ob-scura.com/scura-vr-cc/markdown-converter.html

こういう簡単なプログラムならAIに任せればいい時代になったことを強く感じる。

BOOTHでソ連のヘルメットの3Dモデルを頒布しています

BOOTHでソ連のヘルメットの3Dモデルを頒布しています。

【VRChat想定】ソ連のヘルメット USSR Helmet 苏联头盔 소련식 헬멧https://scura.booth.pm/items/5805716

制作途中のファイルのスクショを紹介する記事です。

制作途中のファイル画像

制作途中の画像

制作途中の画像

制作途中の画像

制作途中の画像

テクスチャはこんな感じの流れで作ってます

テクスチャのフォルダ

保管フォルダです

保管フォルダ

※ミリタリー系アセットの著作権問題があるようなので自作証明のため念のため作った記事です。

BOOTHで56式チェストリグの3Dモデルを頒布しています

去る10月1日、BOOTHで56式チェストリグの3Dモデルを公開しました。

56式チェストリグ Chicom Type 56 Chest Rig 56冲胸挂 56식 보총 탄입대https://scura.booth.pm/items/6149113

制作過程

アバターの身体のサイズ確認にはサフィーちゃんを使用しました。

制作過程

※メッシュ流用なし、だいたい作成した段階でサフィーちゃんのメッシュは削除。

途中経過です(主にUVですが)

途中経過

途中経過

メッシュ結合前のファイルのスクショを撮っているので一応自作の証明にはなるかと……

制作途中のファイルも含めたフォルダのスクショです

フォルダのスクショ

フォルダのスクショ

銃、ミリタリー系の3Dモデルの著作権が騒ぎになっているようなので、アリバイのために記事にしました。

香川孝志 前田光繁 『八路軍の日本兵たち』(1984年、サイマル出版会)を読んだ

香川孝志 前田光繁 『八路軍の日本兵たち』(1984年、サイマル出版会)

最近、中国のミリタリー関連に興味を持ったので、そのなかで、この古い本を読んだ。

香川孝志 前田光繁 『八路軍の日本兵たち』、1984年にサイマル出版会から刊行された書籍である。

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【没台本】Canon EOS 55のAF性能を競馬場で確かめてみた

みなさんこんにちは!
フィルムカメラ系VTuberの御部スクラです。

今回は、Canonのオートフォーカス一眼レフカメラ、EOS55について話したいと思います。

(この記事は動画用の没台本をそのまま投稿したものです)

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