みなさんこんにちは。
フィルムカメラ系VTuberの御部スクラです。
今回はとても短い小ネタの動画なのですが、
この前カメラ屋さんの「ご自由にお持ちください」コーナーに古い三脚がたくさんあったんですよ。
Contents
ドイツ製?の三脚
ほとんどが相当ボロボロになったスリックのマスター三脚とかだったんですが、そのなかに、なんだか違った雰囲気をまとった三脚があったのでもらってきました。
それが、いま写っている三脚です。
雲台
見てください、この精密感。
雲台は2ウェイなのですが、ダイキャストで作られていて、非常に精度が高いんです。
どれくらい精度が高いかというと、マイナスネジを緩めると、このように。
一見すると一体になっているように見える部分が、3つに分かれるんですよね。
本当に、ほれぼれするくらいの精密さです。
この雲台自体にはブランドは書かれていなくて、側面にパテントの番号だけが刻印されています。
(PAT. No. 114524)
三脚本体
雲台を外してみます。
雲台を外すと、このように。
三脚の上面に、おそらくブランド名だと思われる文字が刻印されていました。
刻印されている文字は「MEIJDEAL D.R.G.M.」というもの。
ただ、このMEIJDEALというのがどういうものなのかは検索してもわからなかったんですよね。
D.R.G.Mというのは「ドイツ帝国使用意匠」という意味らしく、ざっくりと1930年代以前のものである、ということはわかったのですが、それ以上の情報は見当たらなかったです。
一応、同じ三脚が過去にスペイン語圏のオークションで出品されていたらしく、そのうちの1つは1900~1910年代くらいのコダックのロールフィルムのカメラと一緒に出品されていたので、それなりに古いということだけはわかりました。
あと、本体も雲台も小ネジなのでドイツ国内向けではないかもしれないですね。
そもそも、D.R.G.M.と書かれているからといってドイツ製なのかどうかも知識がなくわからないのですが。
真鍮の地肌が美しい
さて、こちらの三脚の脚のほうも、とても作りがいいんです。
外装は黒の塗装で、メッキ部分はニッケルメッキ。
そして脚を引き出してみると……
このように非常に美しい真鍮の地肌をしているんですよね。
ちょっとカメラの画角の関係で全体を写すのが難しいんですが、ほんっとうに美しいです。
日本で戦後に作られた似たような構造の小型三脚はよく見かけますが、精密さや質感はまったく比べ物になりません。
とにかく、すべての部分が美しいです、この三脚。
ノウハウがないのでまだ軽く汚れを落としただけなのですが、もし可能ならメッキもピカピカにしたいですね。
まとめ
というわけで本当に短い動画だったのですが三脚のお話でした。
この三脚について情報があったらぜひお知らせください。
かなり気になります!
ありがとうございました。
御部スクラでした。