T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 写真のアートイベント行ってきた

T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 写真のアートイベント行ってきた

みなさんこんにちは。
フィルムカメラ系VTuberの御部スクラです。

この前、東京駅の八重洲口から京橋、日本橋あたりにかけてで行われたT3 PHOTO FESTIVAL TOKYOというイベントに行ってきました。
行ったのが最終日だったので、すでに終わってしまったのですが短編で動画にします。

どんなイベントなのかというと、工事中のビルの仮囲いや、ビルの壁面や窓などの空間を使った写真の展示がメインです。
それから東京駅のグランルーフ、八重洲口の白い屋根のところですね、でも展示が行われていました。

簡単に、どんな展示だったのか話していくと……

京橋第一生命ビルディング

京橋第一生命ビルディング

京橋の第一生命ビルでは、VISIONS -持続可能な未来-として2人の作家の作品が展示されていました。

公共空間なので動画を載せてしまうのですがこんな感じ。

展示作家ですが、ひとりはイタリア人のローマを拠点とするシモーネ・トラモンテ、温室効果ガス排出ゼロを実現したアイスランドをテーマとした作品、とのこと。

シモーネ・トラモンテ

もうひとりはこちらもイタリア在住の作家、ヴィト・フスコ。

ヴィト・フスコ

こちらは除虫菊という伝統的な製法の殺虫剤をテーマにしています。日本でも除虫菊を使った蚊取り線香って売ってますね。

環境テーマというと身構えてしまう人もいると思うのですが、今回の展示、見せ方がよくて、そういう感じはなかったです。
路上や公共空間の展示との相性がよいのかもしれません。

展示方法なのですが、基本的にはラッピングシートのようなものに大きく印刷しての展示です。

東京スクエアガーデン

東京スクエアガーデン

次に、第一生命ビルとは道を挟んで隣り合っている東京スクエアガーデン。

こちらでは、日本の作家と評論家、12人の作品、文章が展示されていました。

展示作家・評論家:
石川直樹 尾仲浩二 藤岡亜弥 岡部文 サトウヒトミ 高島空太 山崎雄策 山谷佑介 山本佳代子 打林俊 小髙美穂 鳥原学

東京スクエアガーデン

こちらは建物の敷地の奥で開催されていたので外観だけになりますが、雑誌のページのような感じの構成での展示でした。

それからここでは、出版社や作家、写真学校の学生による写真集などの販売も行われていました。

東京スクエアガーデン

東京建物八重洲ビル

東京建物八重洲ビル

八重洲と日本橋の間にある、東京建物八重洲ビルでの展示です。

こちらは作家8人の展示でした。

展示作家:
オカダキサラ 澤田育久 鶴巻育子 濱本奏 フジモリメグミ 水谷吉法 本山周平 きりたにりょうこ

東京駅グランルーフ

東京駅グランルーフ

東京駅のグランルーフでは、2Fと地下1Fで展示が行われていました。

ちょっと建物内の風景は動画にできないので、入り口の様子だけ。

東京駅グランルーフ

地下1Fの展示は2020年の写真新世紀で優秀賞だった金田剛。

2Fの展示が昨年2020年のT3 STUDENT PEOJECTでグランプリを取った聶澤文(ネ・タクブン)さん、それとは別に「都市の日常を広げる」というテーマで3人(平松佑介 太田尚樹 小島幸代)による展示も行われていました。

(仮称)新TODAビル計画仮囲い

(仮称)新TODAビル計画仮囲い

さて、もうひとつの路上の展示が、アーティゾン美術館、以前のブリヂストン美術館のすぐ近くにある、(仮称)新TODAビル計画という工事現場の仮囲いです。

今回、この展示がいちばんよかったです。

展示作家はこんな感じ
有元伸也 野村佐紀子 梁丞佑 インベカオリ★ 佐藤麻優子 竹之内祐幸 築山礁太 淵上裕太 藤原香織 タカザワケンジ

今回の展示、展示場所ごとに作家の方向性がある程度揃えられていたと思うのですが(全部ではないですが)、ここに集まっている感じの人の作品がなんだかんだでやっぱりわたしは好きなんだと思います。

(東京スクエアガーデンは方向性がいろいろ混在していた感じだった気が)

以前コラボレーションさせていただいたハマチャンネルさんでゲストとして招かれた写真家の方もおられますね。

展示自体についても、壁面自体が長いのと、空が広いのとで見ていていちばん気持ちよかったです。

ただひとつだけ気になったこともあったんですよね。
それがステートメントというかこの展示の解説のような文章だったんですが「ポジティブなイマジネーションを得られるものとなれば幸いです」って書いてあったんですよ。
その言葉だけ、ここに展示している作家の方の方向とちょっとズレているような感じがして、うーんと思ってしまったのでした。

72 Gallery(行けなかった)

もう一箇所、京橋の72 Galleryというギャラリーでも展示があったのですが、ここだけ開始時間が12時からと遅く、見に行ったのが午前中だったので見られませんでした。

こちらでは雑誌 『OZmagazine』の連載フォトエッセイを立体化した展示がされていたとのことです。

八重洲ブックセンター本店

八重洲ブックセンター本店

最後に八重洲ブックセンター本店。

ここでは1Fでアクセンチュア芸術部による展示が行われていました。

そして、わたしが行った日はJ-カメラが主催する中古カメラ市がやってたんですよね。

わたしもいくつか買い物をしたので、この日に買ったカメラがそのうち動画に登場するかもしれません。

J-カメラが主催する中古カメラ市

先着100名にコダックのポートラがプレゼントされたので、これも露出とピントが信用できるカメラで使ってあげたいと思います。

コダックのポートラがプレゼントされた

最後に 全体的に感じたところ

ということでT3 PHOTO FESTIVAL TOKYOの感想でした。

最後にイベントについて全体的に思ったところとしては……

イベント自体については、写真のイベントとしては普段、こういうアート系の写真を見ない人に興味を持ってもらうのにはかなりよかったと思います。

展示自体の難点としては、ちょっと、歩いて回るには広すぎると感じました。
八重洲口から京橋にかけてはある程度会場が一直線に密集しているのですが、新TODAビル計画仮囲いと東京建物八重洲ビルがちょっと遠いんですよね。

あと、10月30日に誰かがTwitterに、中古カメラ市に普段来ない感じの人が来ていてフィルムカメラの層を広げている、みたいなことを書いていた気がするのですが、わたしが行った最終日の10月31日も、フィルムのカメラについてなにも知らない感じの人が来ていて、すごくいいイベントだな、と思いました。

こういうイベントで、写真やカメラをやる人の層が広がっていってほしいですね。

ということでT3 PHOTO FESTIVAL TOKYOについての動画でした。
ありがとうございました。
御部スクラでした。

関連Webサイト

T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO
https://t3photo.tokyo/

J-カメラ
https://j-camera.net/