小ネタです。
この前骨董屋さんで古写真を買いました。
カルト・ド・ヴィジット(Carte de visite、日本語では名刺判写真)。
19世紀に流行した形式で、それまで上流階級のものだった肖像写真を広く普及させた、というものです。
使われているのは鶏卵紙(アルビューメンプリント)という、卵の白身、卵白を使った印画紙です。
ボール紙に貼り付けられていて、裏面には撮影した写真館の名前や年代が記されています。
右側の、男性が写っているものには1889年と書いてありますね。
このカルト・ド・ヴィジットは状態が悪いのでとても安く買うことができました。
ちなみにこのような古写真は、被写体の人物がどんな人かで相場が大きく変わるみたいです。
これからは写真史の動画も作っていきたいと思います!
御部スクラでした。