みなさんこんにちは!
フィルムカメラ系VTuberの御部スクラです。
今回は小ネタです。
うちにあるケーブルレリーズを紹介します!
Contents
ケーブルレリーズを紹介
それではさっそく、年代が古そうなほうから見ていきましょう。
ミノルタのケーブルレリーズ
まずこちらの錆びていて古そうなケーブルレリーズ。
ミノルタの製品になります。
ただ、ミノルタが自社で作ったかは不明で、小物なのでたぶん外部からのOEMなんじゃないですかね。
おそらくは1950年代くらいのものかと。
このあたりの用品のこと、全然詳しくないのですが。
アルコのケーブルレリーズ
次はこちら。
こちらも年季の入ったプラスチックのケースに入っているのですが、ロゴを見てください。
なんとアルコのケーブルレリーズなんですよ。
アルコといえば35mmのスプリングカメラ、アルコ35で知られていますが、このケーブルレリーズもアルコ35用だと思うので1950年代のものでしょうね。
アルコの倒産は1960年のことらしいです。
形状的にはロックが手回しネジで、最初に紹介したミノルタのものと似ていますが、こちらはプラスチックの部品が取り入れられています。
このレリーズは、アルコの研究をする方がいたら差し上げたいと思っています。
六和のケーブルレリーズ
もうひとつ古そうなものを。
こちらは六和という商社が出していたケーブルレリーズです。
六和という商社は、みのりフィルムで知られているところですね。
いま動画を作っていて気がついたのですが、この六和のケーブルレリーズ、アルコのケーブルレリーズと造作がほとんど一緒なんですよね。
六和は問屋なので、おそらくはアルコのレリーズと同じ工場が作っていた可能性がありますね。
ただし、こちらのレリーズはアルコのものと違って先端はかぶせ式のものになっています。
ハクバのケーブルレリーズ
さて、次にもう少し新しい年代のものなのですが、ここから先はどれも細かい年代は不詳です。
だいたい1960~1980年代のものです。
まず、ハクバのレリーズが2つ。
指掛け部分の形状が違いますが、どちらもプラスチック製です。
指掛けが丸い方はロック付きで、もう片方はロック機構がないですね。
ロック機構がついている赤いケーブルのほうは、いつも使っているレリーズになります。
エツミのケーブルレリーズ
次に、こちらはエツミのレリーズです。
このエツミ製レリーズ、すごく作りがいいんですよ。
梨地のメッキも格好良くて、ケーブル部分もしなやかです。
先端部分が大きいんですけど、これ実は、シャッターボタンの穴にねじ込むタイプと、かぶせ式のタイプの両用なんですよね。
こうやって先端部を外すとかぶせ式になります。
キングのケーブルレリーズ
次にキング(浅沼商会)のレリーズです。
このレリーズ、メッキがギラギラしていてちょっと安っぽいです。
じつは、おそらく1980年代のものと思われる、コシナCT-1系のカメラとセットだったと思われる初心者セットのジャンクに入っていたものなので、たぶん元々、そこまでよいモデルではなかったのだと思います。
ただ機能的にはロックも付いていて十分です。
ニコンのケーブルレリーズ
最後に、ニコンのケーブルレリーズです。
かぶせ式のほうが、Nikonとしか書かれていないですがたぶんAR-2。
穴にねじ込むほうは型番が刻印されていてAR-3ですね。
完全に気分的なものなのですが、ニコンのブランド名が書かれているだけで動きがスムース……な気がするのでAR-3は常用しています。
ニコンのブランド名がつくだけで中古で値段がつくようになるの、面白いですよね。
まとめ
というわけで、うちにあるケーブルレリーズを紹介してきました。
昔はエアーレリーズとかも持ってたんですけど、いちど写真機材を一気に処分したときがあって、そのときに二束三文で売却しちゃったんですよね。
わたしの撮っている写真の方向性的に出番は少ないですけど、今後大判もやりたいので大切にしていきたいと思います。
ありがとうございました。
御部スクラでした。